クリスマスプレゼントは古代ローマのサトゥルナリアやゲルマンのユール、三人の賢者の贈り物など様々な説がありますが、比較的新しい習慣のクリスマスカードを贈り合う習慣も一般的で、現代では品物の交換は商業化されすぎて宗教的には懸念されてる面もあります。
クリスマスプレゼントの起源として挙げられるのは、クリスマスそのものの起源とも共通する、古代ローマのサトゥルナリア(サトゥルヌス祭 Saturnalia)のプレゼントを贈り交換しあった習慣にあるとも言われ、同時代のサンタクロースの原型になったとされる聖ニコラウスの、貧しい人に施しを与えたとされる逸話なども関連されるとされます。
また、ゲルマンのユール(収穫祭、冬至祭、Yule, Jul)での習慣や、北欧神話やゲルマン神話でオーディーンがトナカイに乗り家々にプレゼントを残していったなどの話があり、これがクリスマスプレゼントやサンタクロースの原型ともされます。
一方では、キリスト教の中にもある、キリスがトベツレヘムに生を受けたとき、救世主を求めて東方から来た三人の賢者(賢人、博士)達が黄金や没薬、乳香を贈り物として携えてきた挿話からとも言われ、当時、地域の習慣や風習を積極的に取り入れて広まったキリスト教に組み込まれたプレゼントの習慣とされ、サンタクロースとも強く結びつきます。
19世紀になると、イギリスではヴィクトリア女王と家族の報道により、クリスマスツリーなどの習慣などとともに、クリスマスプレゼントを交換し合う習慣も根づき、O.ヘンリーの短編小説「賢者の贈り物」としてもクリスマスにプレゼントの交換する習慣が見られます。
日本にクリスマスプレゼントの習慣が始まったのは明治時代だとされ、当時、ニューヨークなどではクリスマスに貧民へプレゼントを贈る行為が行われ、明治39年に、それを模した救世軍による「貧しい人々へのクリスマスプレゼント」として籠に果物やパン・菓子・玩具などを詰め込んだものを多くの貧民に手渡し、新聞にで報道されました。
さらに大正時代になると、クリスマスプレゼントの習慣は一般大衆にも根付き、年々盛んになる新たな習慣が新聞にも載りました。第二次世界大戦後は、アメリカの習慣の影響を強く受けクリスマスプレゼントは中元や歳暮などとともに日本の贈答習慣と融合してますが、宗教的色彩がほとんどないので商業的だとされます。
「クリスマスプレゼントの起源と歴史」にもあるように、クリスマスプレゼントとサンタクロースは、オーディーンの神話など、その起源から強いつながりを持っていて、聖ニコラウスの日(12月6日)に贈り物をする習慣が古くからあったとされます。
クリスマスプレゼントは日本でも戦前から根付いていて、戦後はアメリカの影響を受けたサンタクロースによるクリスマスにプレゼントが贈られる習慣によって、日本でも子供の頃から親しまれ、クリスマスプレゼントとサンタクロースやファーザークリスマス、クリストキント、ユーレニッセなどは強く結びついています。
海外ではクリスマスプレゼントより広く一般的なクリスマスカードですが、この習慣はイギリスのヴィクトリア時代から始まったとされ、15世紀ごろには木版により宗教的な絵画は印刷され、クリスマスの挨拶などが書き込まれました。やがて商業ベースにのったカードが様々作られ、それを部屋に飾るのがクリスマスから新年にかけての習慣となりました。
現在にも通じるグリーティングカードを作ったのは画家のW.C.T.ドブソンという説がありますが、一般には、1843年に挿絵画家で王立美術院会員であったジョン・カルコット・ホースレイ(ホースリー)が、友人のヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(博物館)の設立者であったサー・ヘンリー・コールからの依頼を受けて制作したのが始まりとされてます。
クリスマスの翌日26日(日曜の場合はその翌日)はボクシング・デー(Boxing Day、聖スティーヴンの日、St. Stephen's Day)と呼ばれ、イギリス、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、チェコ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどでは休日となってます。この日は、郵便配達人や使用人など日頃サービスを提供してくれている人たちに、箱に入れたプレゼント(Christmas box)を贈る日とされたり、バーゲンセールが行われる日として知られます。
その由来は、教会がクリスマスまでの間に、貧しい人たちへのために寄付箱を設置して寄付金などを募り、クリスマス翌日になってその箱(box)を開けて配ったから。使用人はクリスマスの日も主人に仕えてたので、翌日を休日にして家族と共に過ごすことを許し、箱(box)にギフトとボーナスを入れて使用人たちに配ったためなどの説があります。
子供たちにとってクリスマスプレゼントはサンタクロース(ファーザークリスマス、クリストキントなど)とは切り離せませんが、ベファーナのように良い子にしていなかった子供には罰を与える場合もあります。
アメリカではクリスマスプレゼントをクリスマスツリーの横に積んで並べて置き、翌朝、これを父親が子供たちや家族に配り、子供たちはクリスマスの朝を心待ちにしてます。そして、この中にはサンタクロースからのプレゼントも含まれ、複数のプレゼントを受け取ります。
日本では世代によってクリスマスプレゼントの好みが違うので、クリスマスイブの夜、おもちゃなどの別に用意されたプレゼントが、子供の枕元に、そっと置かれるのが一般的となってます。
短編小説「賢者の贈り物」にもみられるように、大人同士や家族でプレゼントの交換が行われるのは習慣となっていて、当然、価格より心の込め方が重要となってます。
日本でも現代では、子供だけでなく大人どうしでプレゼントの交換が行われることが多くなってます。また、何をもらって嬉しいかというアンケートでは「もらえば何でも嬉しい」が一番の回答となっていて、アクセサリー類や小物類が続いてます。
クリスマスプレゼント - Wikipedia
クリスマス・カード - Wikipedia
ボクシング・デー - Wikipedia
クリスマス - ギフト・プレゼントの贈り方