★日本のクリスマス


歴史

1549(天文18)年8月15日にフランシスコ・ザビエルらが日本に上陸し、その年には、降誕のミサも行われたであろうと思われるので、記録には残っていませんが、この年に日本で最初のクリスマスが行われたのではないかとする見方があります。

記録に残る最初のクリスマスが1552年に山口で、宣教師コメス・デ・トルレスらが、司祭館に日本人信徒を招いてクリスマスの祝を催したこととされてます。

しかし、1587年(天正15年)に禁教令が敷かれてキリスト教は迫害され、鎖国時代へと突入したので、現代に通じる日本のクリスマスは明治以降になってからの商業化と共による発展と言えます。

明治になり大型商店によるクリスマス商戦として広まる一方、産業でも仏具を作り技術でクリスマス・オーナメント産業が発展し、昭和半ばのオイルショックや変動為替制導入まで世界の市場を担っていました。

■1860年 日本で最初のクリスマスツリー

日本では1860年、プロイセンの使節オイレンブルグが公館に初めて飾ったのがクリスマスツリーの始まりと言われています。

■1900年 明治屋の東京銀座進出

1900年に明治屋の東京銀座へ進出で銀座のクリスマス飾りは広く行われるようになり、同じころには、神戸でクリスマス用品の生産が始まったようです。

■1931年 三越によるクリスマス電飾とクリスマス大売出し

1931年(昭和6年)に日本でも三越によるクリスマス電飾とクリスマス大売出しが始まりました。

■1983年 アルバム「Melodies」 (山下達郎) にクリスマス・イブ収録

1983年6月8日にアルバム「Melodies」(山下達郎)が発売され、その中の収録曲「クリスマス・イブ」が12月14日にシングルカットされ、1986年にJR東海「X'MAS EXPRESS」のCFソングに起用されるようになってから爆発的にヒットし、日本を代表するクリスマス・ソングとなっています。

現状

日本のクリスマスが明治以降、商業と共に発展した経緯から、現代でも商業的戦略による展開を続けており、クリスマスツリーやイルミネーションなどを集客イベントの目玉として大きく催されたり、独自の様式のクリスマスケーキなどの発達もあります。

また、一般家庭でもこれらの催事やアメリカなどの影響を受け、室内のクリスマスツリーの他に庭にイルミネーションを飾り付ける家も増え、秋分の日を過ぎた頃から早くもホームセンターなどの店頭に多種類のイルミネーションが並ぶようになり、商業圏の催事と同様に見学されたりしています。

クリスマスの過ごし方は、サンタクロースなど子供の日的意味合いもあり、日本でも家族と過ごすのが基本となりますが、商業的宣伝の影響を受けやすい若年層ではホテルや飲食店でのパーティー、恋人同士のプレゼント交換を行って過ごす者もいて、世代間でやや開きがあります。

なぜか日本では、クリスマスはクリスマス・イヴまでと言う情報が既成事実化しているかのようですが、これは商店などのディスプレーが正月に向けて準備されているなどだけで、実際にはほとんどのディスプレーは25日いっぱい施されているのが実情のようです。

これらは、情報発信する立場の人が情報に敏感なあまり、客観的な判断ができていないのが、個人はおろか、報道関係にもおよんでるためと思われ、インターネットの発達でこれらの情報を鵜呑みにする大多数の人々によって既成事実化されようとしていますが、宗教的背景と言うよりも25日が休日でないためもあると推測される場合もあります。


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