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各国(世界)のクリスマス

イタリアのクリスマス

Genova-dolciumi di Natale

イタリアはバチカンを抱え古代ローマでのクリスマス発祥の地とも言え、キリスト教と長く関わってきた歴史を持ちます。

クリスマスはナターレ (Nata le) と呼ばれ、カトリックが多いのでクリスマスツリーやプレゼーピオ (キリスト生誕の場面などを再現した人形など) などの飾りつけは12月23日頃に行い1月6日のエピファニア (エピファニーア Epifania 救世主の公現) の日まで飾ります。

クリスマスは日本の正月のように、多くが帰省してイタリアのクリスマスケーキに相当するパネットーネ (Panettone) などを食べながら家族で過ごしてミサに出席し、25日と26日は休日になってます。

イタリアでもクリスマスにプレゼントの交換などを行いますが、プレゼントを開けるのは1月6日のエピファニアの日です。 また、最近ではサンタクロースも登場し、バッボ・ナターレ (Babbo Natale) と呼ばれますが、1月6日に魔女のベッファーナ (Beffana) がお菓子をよい子にプレゼントする伝統風習がありますが、怖い存在で日本の「なまはげ」に相当する習慣ともいえます。

ドイツのクリスマス

Schockingen Weihnachten 2010

ドイツは宗教改革が始まった地域ですが、イギリスの清教徒革命のように行過ぎることも無く、現代に繋がるクリスマスツリー源の地でもあり、12月1日から12月24日までのカレンダーのアドヴェントカレンダーやリースにキャンドルを灯すアドヴェントクランツとともにドイツのクリスマス ワイナハテン (Weihnachten) がにぎやかに始まります。

よく知られる催しとして、各都市で行われるクリスマスマーケットがあり、街には様々なクリスマスツリーが飾られ、木工品や食べ物などの露店が登場し、1ヶ月以上の間クリスマスが楽しまれています。  Germany Tourism - Travel, Holiday, Vacation

ドイツのクリスマスケーキに相当するものにシュトレンがあります。ケーキよりパンに近いと言えますが、長いクリスマスの期間中、木の実やドライフルーツの入ったシュトレンが何度も食卓に登場します。

フランスのクリスマス

Bakery Claude Kraetz

フランスのクリスマス、ノエル (Noёl) はドイツ同様に12月1日からアヴェントカレンダーが用いられて始まります。 また、カトリックが多いフランスでもクレッシュと呼ばれるキリスト生誕の場面などを再現した人形など、イタリアのプレゼーピオと同じく飾られます。

ドイツではクリスマスツリーが色々と飾られますが、フランスではイルミネーションが目立ち、街中がイルミネーションの光に照らされ、特にパリの街のイルミネーションは世界的にも知られ、ライトアップフェスティバルも開かれ、各都市で競い合われています。

フランスでもクリスマスマーケットが開かれ、イルミネーションで彩られた街で長らく楽しまれ、地域によって趣も違います。  All About - 海外旅行 - フランス - クリスマス&バーゲン特集

オランダのクリスマス

Amsterdam of a cat resting behind shop window

オランダのクリスマスは11月に行われる聖ニコラスのパレードから始まります。 オランダではクリスマスが2度あると表現されるように、12月5日の聖ニコラス誕生日前夜祭 (シント・ニコラス祭) と12月25日のクリスマス、2度にわたって賑やかに行われます。

知っている人も多いでしょうが、聖ニコラス (シント・ニコラス) はサンタクロースの原型になった聖人だと言われ、オランダのプレゼント交換は12月5日のシント・ニコラス祭に行われ、子供が中心となる楽しまれるお祝いで、それに対して12月25日のクリスマスはより宗教色の強い、厳粛なお祝いであると考えている人が多いようです。  オランダ政府観光局「今月の特集2004.12」

聖ニコラス誕生日前夜祭が終わるとオランダの街は一斉に、クリスマスツリーやサンタクロースのオブジェなどが飾られ、一気にクリスマスムードが高まり、クリスマス市も催されて楽しまれます。

イギリスのクリスマス

Christmas Lunch

歴史的にはクロムウェルなどの宗教改革で一時途絶えたことのあるイギリスのクリスマスですが、多宗教、多民族を抱える現代でも全土的に親しまれ、公的休日も25日の他、翌日の26日もボクシングデイ (Boxing Day) として連休になっています。

現代のクリスマスはヨーロッパ各国と同様になってきており、12月からアドヴェントカレンダーで始まり、日本の年賀状のように忙しくクリスマスカードを書きながらピファニー (1月6日) あたりまでクリスマス期間として過ごされ、25日の女王陛下によるスピーチで山場をを迎え、子供たちはファザー・クリスマス (サンタクロース) を待ち、この国で生まれたクラッカーを鳴らして家族と過ごします。

イギリスではクリスマス期間中、盛んにクリスマスカードが交換され、最近ではクリスマス市も多く開かれるようになり、料理としてはローストターキークリスマス・プディングミンスパイなどの代表的料理があり、日本の年越しそばや御節料理のように伝統的な過ごし方として、この時期の食卓を彩ります。

北欧のクリスマス

Kongens Nytorv in central Copenhagen

冬は特に日が短く、サンタクロースの故郷とされる北欧のクリスマス、ユール (Yule, Jul) は冬至際としてのユールやバイキングなどの歴史を強く残し、クリスマス市が開かれてクリスマスツリーも飾られ、長い夜をイルミネーションを灯しながら過ごされます。

ユールの伝統的特徴のひとつにユールログを燃やす習慣があり、これはクリスマスからエピファニーまでの12夜の間燃やされる特別な薪で、ハーブなどでいぶって煙を出し、魔除けをしたり、燃え残りの灰で厄除けや占いをしたりし、ユールクラップと言うプレゼント交換や、ユールブックと呼ばれる麦わらで作られた動物のオーナメントもあります。

また、この薪をかたどったユールログ・ケーキ (フランス語で「ブッシュ・ド・ノエル」Buche de Noel) はクリスマスケーキとしても知られ、それぞれの国や地域の特色ある肉料理やクリスマス・パイ、クランセ・カーケ、ジンジャー・クッキーなどの料理が食卓を飾ります。

北欧ではサンタクロースではなく、伝統的妖精がクリスマスに登場し、森の中に住むユール・トムテ (スウェーデン) やユール・ニッセ (デンマーク) などの妖精がプレゼントをくれたりします。

アメリカのクリスマス

Lights in Heights 2009

サンタクロースのイメージや七面鳥の食習慣などを輸出したアメリカのクリスマスは基本的にヨーロッパと変わりありませんが、商業主義的傾向が強いと言われるクリスマスは日本人にとっては一番馴染み深いといえます。

多民族、多宗教を抱えるアメリカではキリスト教の宗教行事であるクリスマスの名を公共の場で使うのを避ける傾向が強く、「メリー・クリスマス」ではなく「ハッピー・ホーリーデイ」や「シーズン・グリーティングス」を使うことも多くなりましたが、過度な規制の揺り戻しで再び「クリスマス」の言葉を使うことも多くなってます。

アメリカのクリスマスは商業的にも最大のイベントで、感謝祭が終わるとクリスマスツリーも売り出され、クリスマスムード一色となり、街中には様々な飾りを施された巨大なクリスマスツリーが飾られ、ショッピングモールなどへの人出も多くなります。

クリスマスの期間中、家庭内では天井近くまであるクリスマスツリーが飾られ、庭など部屋の外にもイルミネーションが飾られたりしますが、商業色が強いとされるアメリカのクリスマスでも、商業色のみの日本とは違い、クリスマスの日は普段行かない礼拝に出席したり、家族と過ごすのが一般的です。

参考


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